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雨飾高原キャンプ場前に登山道がある、「百名山雨飾山」はご存じの方も多いかと思います。
でも雨飾山は中級者向けだし心配...という方。
雨飾高原キャンプ場から行ける山は雨飾山だけではないんです。
今回は、登山初心者さんや、家族連れの方、軽めの山登りを楽しみたいという方まで、幅広い目的で楽しめる「大渚山」の魅力を紹介します。
ぜひ、雨飾高原キャンプ場にいらした際の山登りの参考にしてみてくださいね。
キャンプ場から車で約5分。車両進入禁止の看板手前にある駐車場の奥に見えるのが、標高1,566mの大渚山です。
片道1時間ほどで登頂でき、ゆっくり登っても1.5時間程。
山の中腹や山頂からは雨飾山を一望することができ、北アルプスの山々や日本海も眺めることができます。
山頂の標識から奥に進むと展望台があり、遠くの山々を見渡すことができるので、展望図と見比べるのもおすすめです。
初級者用の山と言われていますが、急坂や崖が崩れたような場所があるので注意が必要です。
大渚山がある小谷村の小学生は、学校行事でみんな登るとのことでしたので、お子さんが小学生でも挑戦できる山です。
大渚山の山道は、舗装されていません。枯れ葉が積もっている場所や、木の根の上は滑りやすいので、雨の日や雨が降った次の日は充分注意をして下さい。
▼雨飾高原キャンプ場スタッフがよく使用しているWEBサイトです。
せっかくなので、登山指数Aの日に登りたいですね。
キャンプ場スタッフが登山した日はB予報でしたが、ギリギリ日本海を見ることができました。
ブナ林やその他の木々の間を進むので、枝や葉が髪や顔に当たる場合があります。帽子で保護しましょう。
また、同じ理由で長袖を着用しましょう。
今回、足先が空いているアウトドアサンダルで登ってみました。
地元登山ガイドさんに伺ったところ、アウトドアサンダルでも登れなくはないが、登山靴で登れば何倍も楽とのこと。
長靴やサンダルは足を疲れさせるだけでなく、滑って危険です。(実際2回ほど転びました)
お持ちであれば登山靴、無ければスニーカーで登りましょう。
次の日の手の甲を見ると、小さい擦り傷がたくさんでできていました。
下山時に、木に手をついたり滑って転んだ時に出来た傷のようです。
登山用のグローブまでいかずとも、軍手くらいはした方が安心です。
山の中なので、熊やその他動物と遭遇する可能性があります。
熊は頭のいい動物だそうで、人が通る山道には近づかないとのことですが、念のため熊鈴を着用するか、みんなでおしゃべりしながら道を進みましょう。
初級者の山ですが、気を抜くと大怪我に繋がりそうな場所は数か所あります。
前日、キャンプ場で飲みすぎた・寝不足という方や、体調が芳しく無い方は、万全の体調に回復するまで登山は辞めておきましょう。
駐車場の奥に見える、少し岩肌が見えている山が大渚山です。
登山前と登山後で感じ方が違うので、登山前に大渚山の全貌を見ておくのがおすすめです。
いたるところに目印があるので、何処が入口なのか、山頂までどのくらいなのかわかりやすいです。
また、キャンプ場側から行くと一本道なので、道に迷う事が無く、元気いっぱいのお子さんが先に行ってしまっても山頂で待ち合わせすることができます。
普段目にすることが無い、動植物を見ることができます。
今回見ることができたのが、
・見たことが無いくらい大きなナメクジ
・銀竜草(ギンリョウソウ)
・オレンジ色の躑躅(ツツジ)
・5種類くらいのキノコ
でした!
他にも名前が分からない花や植物が多く自生していて、調べながら進めば楽しさ倍増です。
地元ガイドさんによると、大渚山は標高1,566mと、そこまで高い山ではないにもかかわらず、雨飾山も見えるし、日本海も見えるしでロケーション抜群とのことです。
また、展望台には展望図があるので、どの方角にどの山があるのか分かりやすいです。ぜひ見比べてみて下さい。
ロープがはられているので分かりやすいかと思いますが、ここから落ちてしまうと大怪我必須です。
充分に気を付けて下さい。
登りで足をつかうので、慣れていない方や日頃運動不足の方は下山時には足に力が入りづらくなります。
坂が急な場所もあるので、無理な体制で降りないこと。細い枝を支えにしない事に注意してください。
普段あまり登山をしない方や、初心者さんにとっての登山はビックイベントですね。
登山に慣れている方も、準備を怠らずに体調を万全にしてチャレンジしてみて下さい。
大渚山山頂からの眺めはとてもすばらしいので、ぜひ一度は体験することをおすすめします!