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雨飾高原キャンプ場とは切っても切れない関係にある「雨飾山」。
夏は濃い緑と多くの花々が、秋は一面の紅葉を楽しめるスポットとなっています。
今回は、実際に雨飾高原キャンプ場が登頂を目指し、雨飾山に挑戦してきました!
実際にスタッフが行った準備と共にご紹介を致します!
新潟県と長野県との県境にある、標高1,963mの雨飾山。
一般的にはキャンプ場のある長野県小谷村側の「小谷温泉コース」、新潟県糸魚川市側の「雨飾温泉コース」があり、
今回スタッフ一同は「小谷温泉コース」に挑戦しています!
登山口から山頂までは約3時間30分、帰りは約3時間程のコースとなっている為、中級者の方向けの山と言われています。
登山者の方にお話を聞くと、多くの方は「バリエーションが多く楽しい!」とおっしゃるほど色々な姿を見せてくれる山だということがわかります。
標高1,936mからの景色を想像するだけでワクワクして早く登りたくなりますが、雨飾山登山にはしっかりとした準備が必要です!
実際にスタッフが行った準備物をご紹介します。
スポーツドリンク(2L)、軽食(おにぎり・パン・ゼリー飲料)、塩飴(1袋)
塩分不足が原因で、「足がつった」「軽度の熱中症」の登山者の方がキャンプ場へよくいらっしゃいます。カリウム不足でも脱水症状に陥ります。バナナを持参することもオススメですよ。
タオル、Tシャツ 1枚(速乾性のもの)
熊鈴
今回持ち物には入っていないのですが、その他に地元登山ガイドの方にあると便利なものをお伺いしました!
地図(山と高原地図)、グローブ、ストック、軽アイゼン(雪が残っている時の為)、漢方薬
山の天気は変わりやすいと言われており、日々天気予報が二転三転することも...
キャンプ場スタッフがよく使用しているサイトが「てんきとくらす」という情報サイトです。
こちらに記載のある登山指数を参考にしながら、雨飾山登山に臨みましょう!
天気情報に関しては毎日、登山口の休憩舎に掲示してありますのでそちらをご覧ください。
なんといっても体調が万全の時に登るのが一番です。前日には睡眠をよくとって、登山を楽しみましょう!
仮に体調が悪くなってしまっても、雨飾山は皆さんをいつでも出迎えてくれるはずです!
雨飾山には400mに1つ、ポイントの表記があります。
途中でくじけそうになったときも「次の数字まで頑張ろう!」と、一つ一つの目標になるので、スタッフもこのポイントを目標に声を掛け合って山頂を目指しました!
登山口のスタートから木々に囲まれた登山道をしばらく進んでいくと、急に視界が広がってきます。
この姿が見えると中間地点「荒菅沢(あらすげさわ)」の到着です。
キャンプ場からは山で隠れて見えなかった、山頂の様子がこの荒菅沢からは、くっきりと見えました!
スタッフが登った日(7月18日)はまだ雪が残っていて、登山で火照った身体を冷気が癒してくれました!
思わずスタッフもこの表情(笑)。
荒菅沢から雨飾山の尾根を登って「9/11」というポイントに差し掛かると、平坦な登山道にでます。
雨飾山の有名なスポット「笹平(ささだいら)」の到着です。
この笹平に来るとゴールはもうすぐ!山頂の姿も大分近づいてきました。
周りの山々の景色も楽しみながら、笹平を進み山頂に向かいます。
平坦な道が登りで疲れた体をリセットしてくれるような気がしました!
笹平から続く最後の登り道を登りきると山頂に到着です!
標高1,936mの雨飾山のモニュメントを中心に360度、大パノラマの風景を楽しむことができます。
登山道を背中にして正面には北アルプスの山々が
登山道を背中にして右手には日本海を見ることができました!
こうやって実際に海をみると雨飾山が県境にあり、かつ高いところに登った実感が湧きます。
先ほどご紹介した笹平。実はただの登山道ではないんです!
一歩一歩確かめながら歩いた登山道の方を振り返ると、登山道が女性の横顔に見えるんです。
別名「女神の横顔」とも言われているそうで、見れば見るほどその姿に魅了されていました。
これぞ頂上についた証といってもいいのではないでしょうか!
今回、クッション性のあるランニングシューズを履いて登山に臨んだのですが、登山道は木々に囲まれている為か、ぬかるんでいてすべりやすかった印象でした。
特に下りに関しては時折、角度のあるところをくだるのでしゃがみながら、着地地点を確認して時間をかけてでも確実に降りるといいかもしれません。
荒菅沢を超えて笹平に向かうまで、笹平から山頂に向かうまでの間、岩場を登っていく箇所があります。
今回持ち物として使用しなかったのですが、ごつごつとした岩を素手で登るのは少し危険に感じました。
木の枝なども登山道に掛かっていることもあるので、グローブの着用をおすすめします。
登山者の方にお話を聞くと「下りで足がつりそうになりかけた」という方が多くいらっしゃいます。
実際に経験をしてみて、確かに下りに何度が足がつりそうになりました。
下りにこそこまめに休憩をしてスポーツドリンク、塩飴を摂取することをおすすめします。
山頂を目指して、いろいろな難所を乗り越えた先にある達成感。そして山から下りてきての安堵感は山登りの醍醐味だと改めて実感しました!
雨飾山周辺にはキャンプ場のような売店を始め、温泉施設もいくつかあるので疲れた体も癒してくれるアフターケアも充実しています!
バリエーションに富んだ、多彩な表情を見せてくれる「雨飾山」。
是非一度体験してみてください!
達成の安堵感からキャンプ場について倒れ込んでしまいました(笑)。